私は、生き物が大好きです。
泳ぐ魚たち。日差しを堂々と浴びる植物たち。ひっそりと生えるキノコたち。行き交う人々。
ここにはそんなイキモノを題材にした作品を掲載しています。
その人は
まるで風のように人を包み込んで
愛することができます。
その人は
まるで稲妻のように眩しく
激しい力で
生きることができます。
ドは赤
レは橙
ミは山吹
暦は高く重なり続けていて
いきものは今日も元気です
足が生えたおたまじゃくし
生い茂る草
泳ぎまわる魚たち
眠らない街は
いま仮眠中
鍵盤に指を置いて
今年も聞こえないお祭りのことを
考えます
満月の日が
多くなってる
気がしています
あれがここにきて
ここからそこへ回って
こっちへ繋がり
あれが動く。
組み上げるには順番があって
不必要なモノはないのです。
これにはこの役目があって
左右は同じ形で
撓る材質で出来て居るのです。
気にしない者は通り過ぎて
興味のない者は関わろうともしない。
知らないぞ。
なんでも人任せで。
知らない分からないなんて
言ってるから
壊れても買い換えて。
作れるのはゴミの山だけでしょ?
人に任せて
自分の役割は生きることなぞ
ほざいては
素知らぬ顔で
子を愛でる
愚かな仕掛けの唐繰たちよ。
世の中のカラクリが
あちこちで油切れ。
ゆっくり
着実に
壊れてゆくのが
ここから痛いほど
よく見えること
見えること。
あれ
またネジが一本余ったな。
文明・文化に関わらず
全てが
流れています。
どこへ向かって
どこへ集まって
そこはどこですか
選んでいるようで
知っているようで
考えているような
行き先と夢たちが
流れて
ゆっくりと儚色に染まっています。
時代や昔
あの頃やあの時
経験と想像
昔と今
追いかけても
真似をしても
もう中和はできないから
生きるしかないようです。
どこへ行きますか?
どこへ行きたいですか?
何をしますか?
何をしたいですか?
たくさん考えながら
自分の好きなところへ
集まれ。