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ビカクシダ エレファントティス(Platycerium elephantotis)

  2年育てている

ビカクシダ・エレファントティスについて

記します。

この種は比較的、暑さ、寒さ、乾燥に強い。

というのが第一印象です。

 

【生育環境】

日差しは午前直射〜半日陰(遮光ネット下)。

最低気温は10度程度。冬は簡易的な温室に入れています。

水やりはそこまで神経質にならず、3日おきに軽くシャワーを当てる程度。

温室、屋外とも基本湿度は70%前後です。

 

◎購入時(2022)

5cmほどの株をネットで購入しました。

時期は5月頃。1500円ほどだったと思います。

水苔で根を包んで 組んだ流木に着けました。

蒸れを防ぐため裏側に空間ができるように流木を組んであります。

 

 

5月頃から貯水葉が連続して生え

暑くなる7月ごろから胞子葉が出てくる印象です。

最低気温が15度を下回ったら室内に入れています。

温室は最低温度が7~8度まで下がりますが

日中は15度以上になります。冬眠はせず一年中成長している感じです。

エレファントティスは大きい胞子葉がだらりと垂れ下がり

切れ込み等ないのが特徴ですが

乾燥が進むとこの胞子葉がくるっと丸まります。
水を与えると、1日程度で元に戻るため

水切れ等は目で見てもすぐわかります。


蛇足ですが

エレファントティスの胞子葉からは

甘い蜜が出ていることがあります。

葉脈に水滴のように所々から

分泌しているのを見かけます。

他のビカクシダと違うもう一つの点は

胞子の形です。

ビーチー(写真1枚目)やビフルカツムは葉の裏に瘡蓋状の胞子をつけますが

エレファントティスは細い線状をしています。

◎まとめ

 

ビカクシダ エレファントティス(Platycerium elephantotis)は思いのほか強く

水切れや蒸れはそこまで神経質にならなくて大丈夫だと思います。

 

保水力はそこまでありませんが

ワンダエや、グランデと同じ環境で育てられそうな感じがします。

 

日差しにも強く、春や秋は直射日光でもすくすく育っています。

カイガラムシが付きやすいので定期的に観察することをオススメします。

 


まだ育てて2年なので、これから随時更新していこうと思います。

 

更新

8月31日

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