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新馬鹿の歌〜当世平和節

古い歌なのにまるで今のことのようです。




お金は貯まるし女は惚れる

どうやらこの世はおもしろく

なってきたのに流行り風邪

こいつは危ないと注射した


議員は議会であくびする

資本家議員と握手する

インフルエンザはマスクする

臭い物にはふたをする


労働問題ネタにして

本や学者を藩儒する

活字拾いの職人は

青くなって痩せている


一年一度のお祭りだ

わっしょいわっしょいわっしょいと

空きっ腹忘れて

空きっ腹忘れて飲んでいる


何をくよくよ七転び

八起と今年も歌に暮れ

八起もできない懐で

ぼんやりカレンダー眺めてる


お金が唸るお金が唸る

金持ちのお金が金庫で唸る

サラリーマン団地で唸る

どちらもウンウン唸ります

‥‥‥

いくら稼いでもお金は足りないのに

モノはいよいよ値上がりする

モノは値上がりしてもガキはできる

できたその子も栄養不良


いやにしなびて青白く

顎がツン出て目がくぼみ

そのまた目玉に変なメガネ

だんだん人相が悪くなる


貧乏でも日本人は偉い

それに第一辛抱強い

どんなにモノが値上がりしても

またも自民に一票いれている


私も貧乏でお隣も

やっぱり貧乏だがお隣の

女将さんは毎日ノートへ

ノートへつけているから寂しかろ


塩いくら味噌いくら

旦那のサラリーじゃ寂しかろ

旦那のサラリーじゃ寂しかろ

産まれるその子はなお寂し


サンキューサンキューベリーマッチ

アイラブユー ユーラブミー

ラブは一時の出来ごころ

ベビーが出来たらOH MISTAKE


生存競争のやちまた走る

電車の隅に生酔い一人

ゆらりゆらりと酒飲む夢が

覚めりゃ終点で逆戻り


おめでたいおめでたい

戦が日本じゃなくておめでたい

モノが高いのもおめでたい

花火上げろ旗立てろ


いざ祝えみんな祝え

昭和元禄おめでたい

昭和元禄おめでたい

日本が一番おめでたい