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ビカクシダ スパーバム(Platycerium superbum)

コウモリラン ビカクシダ スパーバム
ビカクシダ スパーバム(Platycerium superbum)

これは元気だった頃のスパーバム。この品種はグランデ(platycerium grande)と瓜二つ。

胞子葉の形で見分けるのですが、今年の初夏にやっと出て来てくれて見分けがつきました。ところが、今年の酷暑と、どぶ漬けのタイミングが悪く、枯れてしまいました。今回はこのスパーバムを育ててわかったことを記します。

コウモリラン ビカクシダ スパーバム

約3年。最低気温が安定して10度を超える季節は、室外の風通しの良い半日日向の場所に引っ掛け、寒い季節は室内の明るいところで育てて来ました。

室内では特別に暖房加湿を入れたりせずとも、5~12度の室温で眠っていました。

水やりは、室外なら二日に一度程度で散水用シャワーを用い、10秒ほど。肥料は1ヶ月に一度、薄めた液肥(ハイポネックス:淡く色がある程度の濃度)を注射器で根元手前付近に注入してきました

室内ではカラカラに乾くまで放置したら、お風呂でどぶ漬け。それだけでした。

植え替えはこれまで二回。梅雨〜夏、大きさに合わせた流木にワイヤーで固定していました。

コウモリラン ビカクシダ スパーバム

今年2021年5月下旬に胞子葉が生えました。二股の形からスパーバムと断定。最低気温も10度を超えたので室外へ。

ところが6月中旬、福岡では最高気温が35.6度となるほどの異常な暑さ。ここ横須賀でも1日で激しく葉焼けを起こすほどの暑さで慌てて室内に退避させました。

写真は8月1日。

サーキュレーターで風を当て続けていたので7月中旬にどぶ漬けしたのですが。。

 

 

コウモリラン ビカクシダ スパーバム

ここから完全に成長が止まりました。

毎年室外で育てていたため、夏場の水やりはシャワーと雨。経験がなかったのが仇となりました。

いくら風通しの良い室内の半日陰でも、水分過多により連日の34度で蒸れを引き起こしていたのかもしれません。

コウモリラン ビカクシダ スパーバム

8月24日。胞子葉も抜け落ち、貯水葉は明らかに根腐れの症状。一度バラして水苔を変えてみましたが、根は全て真っ黒。細く切れ切れでした。

 

数日後、この成長点も侘しく床に落ちていました。

 

思えば3年育てて来て、一度も水切れの様子を見たことがありませんでした。

スパーバムやグランデのような、葉がコルク状にならず、着生物を巻き込んで水分を蓄える形の品種は、根元にかなり水分を蓄えているように思います。

室外育成の時期はシャワーでかける程度。しっかり雨が降れば4日ほど水やりはせずに育てて来ました。

室内では、水苔が完全に乾燥するまで放置。暖かくなるまでに2回程度のどぶ漬けで問題ないように思います。

可哀想な最後でしたが、また機会があれば育ててみようと思います。

生き物をじっと見つめて大切に育てることはとても楽しい。

 

他の品種(ビーチー・コロナリウム・ワンダエ他)たちについても、追って記してみようと思います。