さだまさし

歌というより、詩や物語のように紡ぐ人。


防人の詩

教えてください

この世に生きとし

生けるものの

全ての命に

限りがあるのならば

山は死にますか

海は死にますか

・・・

 

母親が英会話学習に使っている

バカでかいウォークマンで

何度も聞いていた小学生の身に

一体何があったのだろう。

自分でももうわからないが

自分の寿命を決めるきっかけになったことだけは

確かだろう。

大切な歌。


償い

 

 

月末になるとゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに

必ず横町の角にある郵便局へ飛び込んでゆくのだった

仲間はそんな彼を見てみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと

飲んだ勢いであざ笑ってもゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

 

 

数年前にニュースで取り上げられた時

空で歌えるほど聞き込んでいた小学生時代を思い出した。

今思えばこんなにも思い歌を

森の中で山菜を探しながら聞いていたとは

我ながら笑ってしまった。

裁判長が話に出すのも不思議ではない。

物語の描写力が今聞いても圧巻。

たまらない。

 

 

手紙の中身はどうでもよかったそれよりも

償いきれるはずのないあの人から

返事が来たのがありがたくて

ありがたくて

ありがたくて

ありがたくて

 

 

 

 


風に立つライオン

 

 

突然の手紙には驚いたけど嬉しかった

何よりきみが僕を恨んでいなかったということが

これからここで過ごす僕の毎日の大切な

よりどころになります

ありがとう

ありがとう

くれぐれも皆さんによろしくお伝えください

最後になりましたがあなたの幸せを

心から

遠くから

いつも祈っています

おめでとう

さようなら

 

 

 

 

出だしからもう

物語に引き込まれる感覚。

実話から着想した歌だと記憶している。

手紙を読んでいるというシチュエーション

やはりこのアーティストの風景描写力。

小説とは違う

メロディーや和音が相まって

頭のこの辺を活性化してくる。

たまらない